裁量労働制取り扱い改定基本方針

 

裁量労働制取り扱い改定基本方針

 

自己の裁量のもとに専門的立場から諸戦略を企画立案するとともに、具体的施策を中核となって展開、実行する層、業務遂行における時間配分や遂行方法を大幅に本人に委ね、成果、業績の拡大を図ることを期待する層という位置づけは堅持しつつも、以下の通り取り扱いを変更する。

労働基準法に基づく裁量労働制を適用している者について、同制度の適用を解消し労働時間実績を管理する対象とする。

裁量月俸の処遇体系は現行通りとするが、時間外、休日割増金実績が専門企画手当を超過した場合は手当に代わり時間外、休日割増金を支給する。

なお、本件については多数の社員に関係する労働条件の変更であり、職制での説明に一定の時間を要することが想定されることから、交渉期間中の早期の段階での合意形成を図っていきたく考えている。

 

裁量労慟制の取り扱い改定

 

裁量労慟制の取り扱い改定

趣旨背景
昨今、労働者の心身の健康確保、労働時間削減を求める風潮が特に強くなっており、みなし労働である「裁量労働制適用者」においてもその必要性が高まっている。
また、労基法改正により時間外上限規制が設けられる可能性があることからも、労働時間管理への注目度は今後さらに高まることが予想される。
併せて、当社「働き方改革」の中で、IT機器の拡充や技術進歩を通じた「効率的かつ柔軟な働き方」の推進を図る必要があり、それに伴い事業場外での勤務が拡大する傾向にあり、その面からも従来以上に厳格な労働時間把握が求められている。
これらを総合的に勘案し、裁量労働制の運用について以下の通リ見直しを行うものである。

裁量労働と健康管理

 

裁量労働と健康管理

 

 

裁量労働適用者を含む労働者の心身の健康管理や労働時間削減を求める社会的風潮が一段と高まるなど、労働者保護の観点は一層重要性が増してきている現実を踏まえ、会社提案に対して理解するものである。

 

よって、業務指示のあり方や働き方改革の整理が必要であるという認識のもと、次の要請を申し上げ、会社提案を了解する。

 

①管理職が、裁量性をもって能力を発揮し成果を出せる層であるという位置づけを堅持い労働時間の長短に関わらず成果に対し評価、処遇する運営に変わりがないこと。

②裁量を持った働き方による成果をあげることと労働時間削減の両立がこれまで以上に求められている。
自己の裁量、努力のみでは労働時間削減が困難な職務もあることから、自己努力のみに頼ることなく、組織の重要な経営課題として、管理職への仕事の与え方の整理や、当社の発展に寄与する事業推進に取り組むこと。

③今回の取り扱い改定の背景、趣旨について、対象者に対し丁寧に説明し理解を得ること。
また出張者や休暇中の者などに対しても漏れなく対応すること。

 

なお、もう一段高い成長を目指すうえで、裁量性をもって能力を発揮い成果?業績の拡大を図る管理職の活躍は欠かせないと考える。

その対象者が適正な労働時間の範囲のなかで、成果をだせる環境整備は重要である。

そのためにも、今回の組合要求であるテレワーク制度の導入について、前向きな検討を。

組合見解|労働協約改定交渉は、本来であれば妥結日に一括して集約を図るものであるが、本件については、各場所労使で締結する36協定に関する検討および職場への理解浸透に一定の時間が必要であることを考慮い本日をもって集約する。今回の改定の趣旨である、労働時間管理の厳格化による心身の健康確保とともに、負荷の把握と改善、そして業務効率化を進めていくことは、管理職のみならず全ての従業員に関わる大きな課題である。

 

そのためにも、一層の働き方改革を推進していく必要がある。

 

働き方改革と管理職

 

働き方改革と管理職

 

今回の提案は、大幅な労働条件の変更であること、また多くの組合員が36協定に基づく時間管理の対象者となることで、事業推進にも大きな影響を及ぼすことが想定されることから、取り扱い改定の背景や趣旨を管理職および対象者がしっかり理解する必要がある。

 

説明をバラツキなく行う必要があることから、場所の人事部門からの展開は管理職に留まらず、対象者へも人事部門から直接説明する方がよいと考えるが、会社の考えを伺いたい。

 

職制の運営責任者はあくまで当該部門の管理職であり、また、本件については、職場運営の方針や業務実態を踏まえ各管理職の言葉で対象者に伝えるべきと考えたことから、管理職から対象者に説明を行うこととしている。

 

管理職に対しては各場所人事部門より趣旨の展開を確実に行い、対象者に本件の目的や内容が正しく伝わるよう努めることとしたい。

提案に関しては、多数の社員に関係する労働条件の変更であり、職制対象者への説明に一定の時間を要することが想定される。

よって、先行して労使合意を行いたく、組合の見解をお願いしたい。

 

多数の組合員に関係する大幅な労働条件の変更を改定したいというものであり、非常に急な提案であるとともに、限られた時間で支部分会と情報を共有し判断することに苦慮する内容であった。

人事制度に伴い導入した裁量労働制によって、管理職が自己の裁量のもとに役割を果たし成果をあげてきたことによる当社業績への貢献は大きく、今後もその役割に何ら変わりないことを確認した。

 

また、健康管理時間を基準とした管理基準を設け、労働者の心身の健康管理に対する施策や、労働時間管理の徹底に向け各場所労使にて労働時間プログラムを実行するなど、職場実態を踏まえた各種取り組みの推進をしてきた経緯がある。

 

 

裁量労働制のメリット デメリットは?

 

裁量労働制のメリット デメリットとは?

 

裁量労働制 取り扱い改定についての会社提案、改定時期
提案であるが、ここまで緊急度が高いと考えている理由を確認し「業務の遂行手段」や「時間配分の決定」などに関する裁量を委ねることでより成果の発揮を期待する者にふさわしい制度として、労働基準法に定められた「裁量労働制」を適用してきた。
一方、昨今では労働者の心身の健康確保、ワークライフバランス促進の観点などから「働き方改革」「長時間労働の抑制」が企業に強く求められる時代に変化してきている。
また、従業員が持てる力を十分に発揮する働きやすい環境を会社として提供するためにも、長時間労働となるような働き方は適切でないと判断している。
現在の当社「裁量労働制」が法の趣旨に基づいた運営となっていることに変わりは無いが、「働き方」における極めて大きな環境変化に追随するとともに、モチベーション高く働きやすい環境づくりを加速するという当社に課せられた責任は課題であり、一刻も早く、労働時間管理を厳格に行うことによる長時間労働の抑制を加速する体制を構築したいと会社として判断した。
裁量労働制解消の後も、求められる「業務遂行における時間配分や遂行方法を大幅に本人に委ね、成果、業績の拡大を図ることを期待する層」という位置づけは変わるものではない。
労働時間管理の対象とはなるが、そのなかで業務の生産性を自己の裁量と工夫で向上させ、限られた時間の中で最大の成果を上げることを期待するものである。

裁量労働制とは? メリットや問題点などをわかりやすく文章で紹介

 

裁量労働制とは? メリットや問題点などをわかりやすく解説

 

 

裁量労働制の取り扱い改定に関する会社提案は、管理職の位置付けや役割期待、評価方法は現行と変わらないことを前提に、労働時間管理の厳格化によって長時間労働の是正を加速する施策であると捉えています。

 

短期間での検討となりましたが、社員、組合員の心身の健康確保のさらなる重要性と、長時間労働を是としないという社会の大きな変化へ対応するため、会社提案を受け入れることとしました。

通じて、管理職の労働の価値が向上い自己実現に向けたモチベーション向上につながるものと認識しています。

今回の改定により、職場の運営や各自の業務遂行に関して、心配する声が上がっています。
繁忙感が高まっている職場の実態からすれば、至極当然のことだと思います。

今後、労働時間管理がより厳格化されますが、限られた時間の中で業務を遂行し成果を出していくことは従来から求められています。

これを契機に、各人の業務負荷の見える化がますます進み、仕事の与え方、負荷の配分、仕事の進め方などの改善はもちろんのこと、受注、開発スケジュールの調整、IT機器の活用、情報システムの構築など、各職場で具体的な検証が必要となります。

社会や当社の変化に追随しつつ、管理職としての働き方はどうあるべきか、皆さんとともに立ち止まって考える良い機会にしたいと思います。

具体的な内容については、労使合意以降、各職制から対象者に直接説明があります。
疑問点や不明点などは放置せず、その場で解決が図れるよう緊密なコミュニケーションを取ってください。

本件の集約にあたり、社員?組合員のご理解?ご協力が必要です。

これからも長時間労働の是正をはじめとする新たな働き方を模索する取り組みは続きます。
新たな働き方を追求い職場風土そのものを変えていく。

これまで多くの困難も乗り越えてきた職場の底力をもってすれば、必ず実現できる、そう信じています。

 

 

春季交渉とワークライフバランス

春季交渉とワークライフバランス

 

春季交渉も山場です。日々の努力に会社はどう応えるのか…皆さんの期待の大きさが交渉を動かします。交渉当事者の一人として申し上げますが、職場からの激励は実に心強いものです。大いにご注目ください。

労働条件をはじめ、経営課題、労働時間管理、個々の職場の運営…組合は日ごろから会社とさまざまなやり取りを行っています。

「職場が直面している厳しさをきちんと認識してますか?」

時に経営幹部に苦言を呈することもあります。

職制からの報告が事態の深刻さを伝えていないと感じることもあるからです。
「本当のところを気軽に話すことができる」
これが組合の強み。職場の空気感を共有しあえているからこそ、会社とも対等に話ができます。

 

自由に「モノが言える職場」は健全経営の大前提です。
「黙って上の指示に従っていれば良し幻なんてことでは良い仕事はできません。

 

そうは言っても、上下社会ですから上長に気を使って言葉が出ないこともあります。
「どうだ、進んでいるか?」
とフォローされて、だいぶ行き詰まっているのに
「大丈夫です、頑張ります」
なんて答えたりしているようではさらに追い込まれます。
「実はうまく進んでなくて、ご相談したいのですが…」
と切り出さないと上長も問題を把握できません。

 

仕事の進め方、部門内の人間関係…上に改善を求めたいけどなかなか言えない。

 

こんなことがあれば、同僚にでも相談してみましょう。
同僚からの提言で理解を得られ、思いのほかうまく事が進むこともあります。

もう一度言います。「モノが言える職場」は健全経営の大前提です。

 

 

働き方改革の事例をご紹介

働き方改革の事例をご紹介

 

 

●業務の棚卸し.
・「やるべき仕事「と「止めていい仕事」の選別する。
・業務選別に対する周囲との合意形成を行う。

●生産性アップ.
「アウトプット」の適正化(過剰品質の抑制)
「インプット」の最小化(ムダ作業の廃止)

●業務の高速化.
・「作業する時間」を優先し、「考える時間」は最小にする。
・失敗を恐れず、結果から学ぶことを重視する

●残業しない技術.
・「ゴール」と「ホールドポイント」のタイミングを明確にする
・余裕のあるスケジュールを設定する(間延びした計画はダメ)

●ノルマ達成.
・ノルマに繋がる「具体的な目標(ゴール)」について関係者と合意形成する。
・「プロセス」は大事、「結果」はもっと大事。成果ベースで貪欲に。
・計画と実績を記録する。

●成功する会議.
・開催前に会議の「終了条件」を明確にする。
・出席者はその会議の結論を出すために必要な人に絞る(聴講者は不要)
・議題は3個以内、時間は1時間以内。

 

 

春闘 ベアの意味は? 回答例もご紹介

 

春闘 ベアの意味は? 回答例もご紹介

 

春季交渉

労働組合の春季交渉は、まじめに働き、仕事を通じて社会に貢献している者が「報われる社会」を守るための社会運動である。企業も力を合わせ、全体として実りある取り組みにしたい。

 

賃金水準の改善について

 

私は組織の中で「労働の価値が日本全体で安く見積もられている。労働が産み出した価値を将来の投資や、働く者に還元するのではなく、過剰サービス、過当競争に使われている。それが労働生産性が低いと言われる要因であり、デフレの正体だ」
「まずは賃金を上げることが企業の健全経営への道だ」
と発言てきました。
私たちの労働の価値はもっと高く評価されるべきである。
労働の価値をはかる「尺度」を変える、それがベースアップである。

厳しい経営の対応も想定されるが、取り巻く環境は昨年より改善しており、労働者の期待、社会的期待も高い中で、まずは企業が参加する中闘組合の交渉で、良い結果を導きたい。

もうひとつ、今回の交渉では最低賃金、そして高卒初任給の引き上げにこだわる。
高卒初任給は自動車や鉄鋼などの他業種と開きも大きく、生産技能の中軸を担う人材の採用が難しくなっている。
モノづくりの中軸を担う人材を大切にしているとあっては、この格差は看過できない。
ベースアップ交渉と並行して、会社に決断を迫っていく。