ワークライフバランス 企業の取り組み

ワークライフバランス 企業の取り組み

 

「今年も美味しいお酒が楽しめますように」
実家の近くの小さな神社で手を合わせ、ささやかなお願いをします。

「お前たちの心がけ次第だな」。ほこらの奥から言い返された気がします。

「はい、運動もしますし、お酒も少しは控えますから」

と付け加えます。今年の抱負が決まりました。

 

大手企業の経営者の抱負が正月の新聞に載ります。「働き方改革」「人づくり革命」こんな言葉も踊ります。「いきいき働けて、人を大切に育てる会社にしたい」。もちろん、異存はありません。ただ、

「残業はするな、仕事は自分で工夫しよう」

なんて現場任せでは困ります。

「社内資料の作成に時間をかけすぎている」

「上長の指示が曖昧で手戻りが多い」

「きまった人に仕事が集中している」

「定時後や週末にかぎって急ぎの指示がくる」

「そもそも人が足りない」…。

仕事が思うように進まない原因は実にたくさんあります。
改革とか革命とかいうわけです。
から、経営判断として、仕事の進め方や環境整備に大胆に手をつけてし、ただきたいと思います。もちろん、働く側も協力します。「ただ“がむしゃら”に慟くより、自分の時間や、家族との生活を大切にする働き方のほうが、質の高い、良い仕事ができる」。この思いは働く者の誇りです。

さて、正月休みが明ければ労働組合は春の交渉の準備に入ります。
日本全体で見れば企業業績は好調です。国民全体で産み出した価値が増えたわけですから、賃上げ実施で働く者に幅広く配分されるのが当然です。消費拡大や経済の好循環など、難しい理屈を持ち出したくなりますが、「賃金は毎年上がるのがあたりまえ」と経営者の皆さんは堂々と構えていただきたい。その姿勢が世間を明るくするというものです。

 

ワークライフバランスと働き方改革

ワークライフバランスと働き方改革

 
仕事に苦労はつきものです。

やっと目途がついたと思った矢先、また問題がみつかって後戻り。

そんなこともあります。

「期限に間にあうよう頑張ってくれ」と上長からもをかけられます。

「いつも正念場じゃ力も入らないよ」と(心の中で)つぶやきます。

忙しい状態がいつまでも続くようでは職場の人間関係もギスギスしがちで、体にこたえます。
「高い負荷が続いている職場には、会社幹部が自ら出向いて状況を確かめていただきたい。速やかに手立てを講じていただかないとこれ以上、協力はできません」。

会社に苦言を呈することになります。

あたりまえのことですが、同じ苦労をするなら、やり終えた時に仲間と一緒に達成惑を感じ、経験値や実力が上がったと実感できる、そんな気持ちのよい苦労をしたいものです。

経営側の皆さんに申し上げていることは、現実を見据え、時には目標を修正する決断が必要な時もあるということです。

「先を焦らず、すこしくらい遠回りをしてでも、しっかり検討して着実に進もう」。

こういう判断が結果として仕事の効率を上げ、長い目で見れば人と職場を育てます。

それが経営管理というものです。

私たち働く側に求められるのは、いつもお互いを気遣い、支えあう、ひとりで悩ませない、苦労を抱え込ませない、そんな職場づくりです。

これが職場の力。苦しい時にほかでもない、私たち自身を守ってくれる大切な力です。

 

働き方改革とは ワークライフバランス

働き方改革とは ワークライフバランス

働き方改革に不退転の決意で進めていくことを感じた。
この取り組みは本物にしていかなければならないと感じており、組合としても協力していく。
また、冒頭の議題で、企業や事業のビジョンについての論議を行った。
それぞれの上長がどんな職場にしたいかというビジョンを示すことは重要であり、ビジョンを共有する組織は強いと考える。
各職場へのビジョンの浸透に向けた取り組みをお願いする。

以上を踏まえて3点要望する。

 

 

職場の実力を長期的に高める基盤をつくる投資の強化

 

グローバルな市場の広がりやソリューションビジネスへの挑戦などによって、仕事の範囲も広がり、難しさも増しているが、職場組合員も気概をもって取り組んでいる。
しかい品質や納期面で苦労を強いられることも多く、また大きな損失を出すプロジェクト案件が続いていることや、収益改善の進まない事業もあるなかで、事業の拡大に自分たちの実力が伴っているのかという危機感を感じている職場も多い。

職場の力を高めるためには投資も必要である。
基盤や人材育成、成長戦略に向けて実力を高める投資、具体例としては定型業務の自動化、コストの見える化、安全品質に向けた設備投資といった視点での投資を進めていただきたい。

 

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ワークライフバランス 数字には表せない経営資源

 

ワークライフバランス 数字には表せない経営資源

元旦から初詣に訪れる人で神社やお寺は毎年大にぎわいです。参拝を待つ長い列をみるとなんと信心深い国だと感心します。私も初詣には行きますが、

向かうのは実家から歩いて5分、両手を店げたくらいの社と、となりにお稲荷さんの祠が並んだ小さな神社です。
もちろん待ち時間はなし。
二礼二拍手ー礼、手は合わせてもお願いは省略です。子どもの頃から前を通るたびに一応、頭をぺこりと下げてきたなじみの神社ですから、それで「万事よろしく」です。

あとは今年もお屠蘇を楽しく飲めることに感謝して三が日は過ぎていきます。

正月休みがあければ労働組合は春の交渉の準備にはいります。
交渉相手は会社ですから、神仏のように「万事よろしく」とはいきません。
賃金の引き上げやさまざまな制度改善要求を今年も行いますが、会社経営への負担が大きく、「業績を確保することが優先」という経営側の慎重な姿勢をくずすのは大変です。
だから、個々の組合がばらばらに交渉するのではなく、みんなでまとまって「相場感」をつくりながら交渉を進めていきます。今年も統一交渉に注目が集まるでしょういまとまりも大切にして交渉に臨んでいきたいと思います。

交渉の場で労使が真剣に話し合うことは会社経営にとっても大切なことです。事業に対する理解を組合員も深めることができますい職場の頑張りに対する経営側の姿勢を示い経営に対する信頼感を高める機会でもあります。会社が日々の努力にしっかり答えてくれるという実感は、仲間意識を高め、難しい仕事に挑戦する職場の力を大しヽk局めます。組合がなしヽ会社ではこうはいきません。

会社経営への信頼、職場の連帯感、働きやすい職場風土、これらは数字では表せない経営資源です。
人への投資なくして経営基盤は強くできません。経営者の皆さんには、そういう懐の深い姿勢で労働組合と向き合っていただきたいと思います。

 

ワークライフバランスとは? 企業の取組み、事例紹介

ワークライフバランスとは? 企業の取組み、事例紹介

 
「仕事は大変なことも多いですが、上長や先輩が、タイミングよく声をかけてくれます。
職場の雰囲気が明るく始まります。
さて、会社とのやりとりの一幕です。2016年12月の中央経営協議会の席上のことです。

「当社の強みをどう考えるか」という組合からの問いに対し、社長は、シナジーを発揮できるさまざまな事業技術資産を社内にもっていること、各事業がそれぞれ強いことに加えて、その基盤として「生産、品質管理、販売、サービス、すべての現場が継続して改善活動に取り組む力をもっている。
組織としての改善力が大きな強みだ」と答えました。
組合の立場からも共感するものがありましたので、私は「現場の改善力、言い換えれば私たちの『職場の力』に信頼を示されたことをうれしく受け止める」と述ベました。ただし、そのあと「『職場の力』の前提であるコミュニケーション、上長と部下、働く者同士の意思疎通に苦労している職場も多い」と苦言も申し上げ、経営として職場実態を把握し、改善することを要請しました。

職場でのコミュニケーシヨンに関しては、さまざまな声がなによりです。
「職場で話し合って、一斉定時日はとにかく全員で帰ろうと決めました。個人ごとの定時日も設定するようになったんですよ。」
若手組合員からこんな話を聞くと安心します。

心配な声も聞きます。「上長と仕事以外の話をしたことはありません」「会をするたびにいろいろフォローされるので、業務上の連絡はできるだけメールですませています」。上長との関係に重苦しさを感じている人は多いようです。

働く仲間同士でさえ、素直に話せないとしたら事態は深刻です。
出勤時、退社時にもあいさつをしない職場も増えているようで気掛かりです。
このあたりは組合として、皆さんと取り組んでいく必要も感じます。

どんな時も明るさを失わず、素直に話せる雰囲気がたいせつです。
大変な時はお互いに助け合える信頼関係。「職場の力」はみんなで築き、守っていくものです。
いくら技術や技能の高い人が集まっても、「職場の力」がなければ組織としての成果にはつながりません。
ばらばらの個人プレーの集まりではなく、チームで良い仕事をする、そんな職場を目指したいと思います。